1級電気工事施工管理技士 受験体験記

【受験体験記】1級電気工事施工管理技士(1次検定)① ~勉強編~

令和7年度の1級電気工事施工管理技士(1次検定)を受験しました!

試験勉強やらなんやらでバタバタしていた為、受験後になってしまいますが記憶を頼りに体験談を書いていきたいと思います。

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【受験体験記】は、筆者が自由気ままに資格勉強の状況を日記代わりに殴り書きしたものです。

これから1級電気工事施工管理技術検定を受ける方、電気主任技術者を取得して次の資格を検討している方、
資格を取得してキャリアアップを目指したい方などはぜひ参考にしてください。


筆者の自己紹介記事です。私が何者か、よろしければご覧ください。


試験勉強の状況について

勉強時間

勉強時間については以下の通り計画をして実行していました。

勉強計画

平日・祝日ともに毎日最低1日1時間勉強

これを6月・7月(試験日まで)で続け、合計40時間で合格を目指す。

『資格の学校TAC』のサイトでは、一次検定合格の勉強時間目安は85~110時間程度と記載があります。

受験時の筆者の状況

  • 大学院卒(電気・電子系)
  • 第二種電気主任技術者
  • 電気設備の保守管理・施工管理(発注者の立場)従事

ご覧の通り、電気設備系の人間のため、電気理論や施工に関しては得意でした。

そのため、勉強時間は相場よりも少なめで済みました。


使用した参考書

過去問テキストの地域開発研究所の『1級電気工事施工管理第一次検定問題解説集』を用いて勉強しました。
こちらは、過去8年分の過去問とその解説が記載されています。

結論、1級電気工事施工管理技士の一次検定は過去問テキスト1冊あれば十分です。

人によって得意・不得意があるのは当然ですが、同じ問題・出題範囲が8割以上(もしかしたらそれ以上)を占めています。


オススメの勉強法

「あまり詳しくないから、過去問の前にテキストを一通りやってから~」という人は多いと思います。

筆者からは最初から過去問を解くことをオススメします。

オススメの勉強の仕方

  • 過去問テキストを解いて解説を見る。
  • 解説では分からない箇所をネット検索(必要があれば参考書を購入)して調べる。
  • ①②を繰り返し、過去問を8年分を2周以上繰り返す。

ここで気を付けたいことは、過去問を繰り返し解くときに回答以外の箇所をしっかり理解をすることです。

具体的には、『以下4つの選択肢の中から誤ったものを1つ選び~』という問題が出題されたとしましょう。

解説を見るときに、正解の選択肢(誤ったもの)のみに目が行きがちですが、それ以外は”正しいもの”になります。

数年後にそれ以外の"正しいもの"の内容を誤った内容にして出題されるケースがあります。
面倒と感じますが、すべての選択肢の解説の理解に努めましょう。


試験勉強で苦労した点

電気設備のバックグラウンドがある私が勉強で苦労したのは以下の3つです。

  • 法律(建設業法・契約関係)
  • 関連分野(機械設備・土木工事・建築工事)

①法律(建設業法・契約関係)

施工管理技士は『建設業法(建業法)』に関する問題が必ず出題されます。

発注者の立場で仕事をしながらお恥ずかしい話ですが、あまりこの辺りをしっかりと把握できていませんでした。

試験では、「○日以内に」「○○万円以上で」など、数字を暗記する必要もあり、最初は慣れずに苦労しました。

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同じ問題が頻出のため、過去問を繰り返し解いていれば十二分に対策可能です!

②関連分野(機械設備・土木工事・建築工事)

出題数は少ないですが、関連分野として機械設備(空調・給排水)、土木工事、建築工事に関する問題が出題されます。

思い付きで書きますが、以下のような問題が出題されます。

【機械設備】空調の熱源機・ダクト・排水管の接続方法

【土木工事】基礎・土留め・測量

【建築工事】構造・梁貫通孔の基準

電気設備以外のバックグラウンドがないため、これらも初見でした。

最初に問題を見たときは、「終わった・・・無理だ、、」と思いました(笑)

しかし、同じ問題が繰り返し出題されていることが分かり、1週間もかからずに試験範囲を理解することができました。

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出題範囲が絞られているため、これらも過去問のみで十二分に対策可能です。

用語を見てイメージし辛い場合は、ネット検索をして画像を見るとイメージしやすく記憶に残るのでお勧めです。


勉強に手を付けてみた所感

試験自体は、電験3種などと比較するとそこまで難易度が高いとは言えません。

また、実務で『仕事をしている人』と『していない人』とでは、施工方法や法律・契約関係の内容になじみがなく、イメージがしにくいため、勉強に苦しみそうだと印象を受けました。

その点、私うたたねは、電験を受験して実務もこなしているため、試験勉強全般的にスムーズにいったと言えます。

また、上でも述べましたが、施工管理技士の試験問題は以下の特徴があります。

数年おきに同じ問題が出てくることが多く、勉強が後半になるにつれて選択肢を見るだけですぐに解答が分かることが多い。

過去問を軸にして勉強を進めましょう!


隙間時間を有効活用

通勤中に公共交通機関などを使用している方や、出先の隙間時間にパッと勉強したい方にお勧めなのが以下のサイトです。

◆過去問.com(無料サイト)
https://kakomonn.com/kansekou1

他のサイトの物をオススメするのもどうかと思いましたが、これから受験される皆さんの助けになればと思い紹介します。

B5サイズで厚みがある過去問テキストを持ち歩くのはしんどいため、スマホで気軽に勉強できるのは魅力です。
何より『無料』で使用できるところが非常にうれしいところです。

過去問をクイズ形式で出題してくれ、一部解説も記載されていますが、少し不十分なところがあります。
勉強を進めるうえでは、過去問テキストを使用することをお勧めしますが、素晴らしいサイトです。

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基本的な勉強は”過去問テキスト”で、隙間時間勉強は"過去問.com"を使用で効率UPです。


「資格勉強で心が折れそう・・・」そんなあなたにアドバイス

資格勉強の習得度・理解度は直線ではない

初学者にとっては、最初は勉強に苦労すると思います。

「こんな意味の分からない内容、分かるようになる未来が見えない・・・」

試験勉強をしていると私自身もそう思うことがよくあります。

しかし、受験勉強などとは違い、資格勉強は後半に連れて習得度・理解度は一気にグッと上がります。

下図の赤丸の箇所で、試験勉強が進んでいないと感じて途中で諦めてしまう人を良く目にします。
(もったいない・・・)

試験勉強が「つらい・・・」と感じたら、自分は今、赤丸にいると考えて踏ん張りましょう。


一日1分1秒でも毎日勉強する週間をつける

「忙しくて勉強時間が確保できない・・・」

仕事をしながら資格勉強をしていない方、その気持ちよーーーく分かります。

ですが、あえて厳しいことをお聞きします。

1分の勉強時間を確保できないくらい忙しいですか?
仕事の忙しさを資格勉強をサボる言い訳にしていませんか?

仕事の合間の息抜きは確かに大事ですが、無意識にスマホでネットサーフィンをしている時間のうち、1分でもいいので毎日勉強をする習慣をつけましょう。

勉強は開始するときが一番大きなハードルです。
このハードルを越えるトレーニングをしましょう。

1日1分の勉強の勉強の習慣は、気が付いたら1日10分、1時間の週間へと変わっていきます。

無意識にスマホを開くのと同じくらい、ついつい勉強を開始してしまう習慣化こそ最強です。


まとめ

今回は、1級電気工事施工管理技士(1次検定)の勉強過程についてご紹介しました。

私は仕事をしながらの資格勉強をしているため、いかに効率的に合格に近づくかを追求しています。

勉強の仕方や心構えなど、ぜひ参考にしていただければと思います。

  • この記事を書いた人

うたたね

資格取得体験や過程のリアルを発信 │ 電験3種を武器にインフラ系会社からメーカーに転職経験 │ アラサー │ 大学院卒(電気系) │ 東海地方在住 │ 電験2種・電験3種・エネルギー管理士・甲種危険物取扱者・消防設備士 (甲種1類/甲種4類/乙種6類)合格 │ 今後はビル管理士・一級建築士に挑戦予定

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