1級管工事施工管理技士 受験体験記

【受験体験記】1級管工事施工管理技士(1次検定)① ~計画編~

令和7年度の1級管工事施工管理技士(1次検定)を受験します!

実は5月に申し込んでいましたが、5月の工事担任者(総合通信)試験と7月の1級電気工事施工管理技士(一次検定)の試験勉強に追われており、報告が遅くなりました(笑)

試験まで残り約一か月ですが、現在やっている勉強の仕方、使用している参考書、勉強状況などを紹介したいと思います。

電気設備屋で管工事初心者の筆者がどのように勉強していくかをぜひ見届けてください。

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【受験体験記】は、筆者が自由気ままに資格勉強の状況を日記代わりに殴り書きしたものです。

文章の体裁などは整えていませんが、これから1級電気工事施工管理技術検定を受ける方、
資格を取得してキャリアアップを目指したい方などはぜひ参考にしてください。

↓筆者の自己紹介記事です。私が何者か、よろしければご覧ください。


1級管工事施工管理技士とは

1級管工事施工管理技士ってどういう資格?

1級管工事施工管理技士は国土交通省が管轄とする国家資格です。

ここでは詳細は割愛しますが、この資格を持っていることで、建築設備である給排水配管や空調機器、浄化槽などの工事で、資格の保有によって一般建設業や特定建設業の「監理技術者」や「主任技術者」を務めることが可能です。

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より雑な言い方をしてしまうと、
規模が大きいガス配管設備やポンプ、空調設備などの配管工事の施工管理を行う際に必要な資格です。


試験の受験資格

※ここでは令和6年度からの新受験資格についてのみ説明をします。

一次検定は、19歳以上(試験実施年度末において)であれば、誰でも受験することができます。

二次検定は、一次検定合格後、実務経験が必要となります。

1級一次検定合格後
実務経験5年以上
特定実務経験1年以上を含む実務経験を3年以上
監理技術者補佐の実務経験1年以上

2級二次検定合格後(1級一次合格者に限る)
実務経験5年以上
特定実務経験1年以上を含む実務経験を3年以上

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令和6年度より一次検定の受験資格が年齢制限のみとなり、受験の敷居がぐっと低くなりました。
管工事の施工管理の仕事をしている方、これからしようと考えている方は、二次検定の受験資格の為にも早前に挑戦しましょう!

出典:一般社団法人 全国建設研修センター
   1級管工事施工管理技術検定 令和7年度 1級管工事施工管理技術検定の実施について
   受験の手引(1級第一次検定・第二次検定)新受験資格
   https://www.jctc.jp/kentei/themes/tebiki_1k01_07_new.pdf


この資格を受験した動機

私は元々電気設備(需要設備、高圧・特別受変電所など)の保守管理・施工管理などの仕事をしていました。
その後、転職をして建物本体や空調・衛生・電気・ガスなど建築設備全般を管理する仕事へと転職しました。

私の今の業務は、施工の発注者側の立場で、施工自体を指揮する立場ではありません。
そのため、現在の実務としては、この資格を必要としていません。

一番の動機は、資格取得を建前に会社からの人事評価を上げて給与・ボーナスアップをしたかったからです。
はい、みえみえの下心ですね(笑)

しかし、それ以外にも受験を決めたまじめな理由があります。

  • 空調・衛生工事の知識の向上
    先にも述べましたが、私は電気設備系しか経験をしていないため、空調・衛生設備やその工事についての知識がありません。
    実務の中で、現地現物で職人の方から学ぶのが一番ですが、なぜその施工方法が採用されているのかなど、技術の理論的な箇所は座学(本資格)で学ぶとより理解が深まると判断しました。
  • 将来的な転職リスクに対する対策
    現在の職場を退職する予定はありませんが、このご時世、いつ転職をすることになるか分かりません。(会社の業績や勤務地、自身の体調などの都合)
    私は、建築・設備屋(保守管理・施工)として今後のキャリアを形成していく予定です。
    関係資格を取得していることは転職時のアドバンテージとなると考えています。
    実際に転職しない場合も、「自分は資格を持っているから、いつでもこの会社を辞めて転職できるぞ」と思えると、今の仕事をするうえでのメンタルが強くなります(笑) 
     ※『第二種電気主任技術者』の資格を取得後、メンタルが強化された気がします。
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資格を取得して得することはありますが、損することはありません。
資格の受験に迷っている方は、ぜひ挑戦しましょう!


どうやって試験を攻略するか

本資格は『過去問題集テキスト』『ネット検索』の二つを駆使して攻略していこうと思います。

過去問の重要性

私は、他の資格を多々取得しているため経験則で断言しますが、
合格への最短の道は『過去問の勉強』です。

多くの資格試験は、『まったく同じ問題(問題文を含む)が出題されるもの』や『同じ公式や考え方を出題の仕方を変えたもの』、『これら両方を混合したもの』の出題が80%以上を占めています。

また、出題のされ方、つまり、どういう問われ方をするのか、どのように公式を使うのかに慣れるためにも過去問を用いた勉強は非常に有効的です。

資格試験の参考書を何周もしたのに、いざ過去問を解こうとしてみたら思ったより解けなかった・・・という経験をした方はいらっしゃいませんか?
かくいう私も、第二種電気主任技術者試験を受けたときに、勉強の仕方を間違えたと後から後悔しました。

参考書に乗っている情報はあくまで『道具』で、試験問題ではその『道具を使う』ことが求められます。
道具、例えば使ったことのない電動工具の説明書や取扱い動画を見ているだけでは、実際の施工の腕は上達しませんよね?
試験の知識も同じで、道具はどんどん使って試行錯誤していくうちに熟練度が上がっていきます。

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『参考書で勉強をしてから過去問』の流れが通常と思われがちですが、最短で合格を目指す場合は『過去問を解いて解説を見ても良く分からない箇所を参考書を見て補填する』ことをオススメします!

使用したテキスト

私は、過去問題集テキストとして地域開発研究所の『1級管工事施工管理第一次検定問題解説集』を購入しました。

本テキストは8年分の過去問とその解説が掲載されています。
この一冊を完璧にすれば合格は十分可能と判断しました。

解説が丁寧なため、理解を深めるのには非常に有効的です。
しかし、個人的には、解説が丁寧すぎるあまり一部の方は、解説を読むのが億劫になりそうな気がします(笑)

また、基礎的な専門用語についての解説までは記載していないため、私のような完全な初学者は、テキストのみの内容だけでは理解することは困難です。
ここで使用するのが参考書です。と言いたいところですが、試験については、参考書代をケチったため、分からない箇所はネット検索をして調べることとしました(笑)

今時は便利な世の中になりました。
ネットで調べれば、施工方法などの情報が図も含めて分かりやすく掲載してくれています。
いちいち検索する手間はありますが、わざわざ参考書を購入しなくても情報を収集することが可能です。

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こちらの勉強方法で合格を目指したいと思います。
勉強をしてみて必要があれば勉強方法をアップデートしていきたいと思います。


勉強スケジュール

現在私は、出勤に電車を用いています。
そのため、行きの電車で20分、昼休み20分、帰りの電車で20分で平日は1日最低1時間を勉強に充てていきます。

休日も最低1日1時間を確保したいと思います。
試験勉強も大切ですが、プライベートも大事にしたいので、休日は根詰めて勉強はしないこととしました。

上記の勉強時間を7月・8月・9月(試験日まで)で続け、合計60時間で合格を目指したいと思います。

一般的に1級管工事施工管理技士の1次試験の必要勉強時間は50~90時間程度と言われているので、下限ギリギリのラインですが、今までの資格試験の経験をフル活用して最短の道での合格を目指していきます。

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最初から最後まで、1つの過去問題集をやり込むことを貫きとおして合格を掴みたいと思います。


まとめ

今回は、1級管工事施工管理技士の1次検定の受験宣言の報告でした。

これから勉強を進めていき、この試験の難しさや攻略のコツや必要な勉強時間などを発信していきたいと思います。

電気設備屋で管工事初心者の筆者が合格することができるのか、ぜひ見届けていただけたらと思います。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう!

  • この記事を書いた人

うたたね

資格取得体験や過程のリアルを発信 │ 電験3種を武器にインフラ系会社からメーカーに転職経験 │ アラサー │ 大学院卒(電気系) │ 東海地方在住 │ 電験2種・電験3種・エネルギー管理士・甲種危険物取扱者・消防設備士 (甲種1類/甲種4類/乙種6類)合格 │ 今後はビル管理士・一級建築士に挑戦予定

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